- ブログの記事を書いても検索順位やアクセスが伸びず、悩んでいる方
- ロングテールキーワードの探し方や選び方が分からない方
- キーワードを見つけても、新規記事・リライト・内部リンクのどれで活用すべきか迷っている方
ブログを運営していると、検索ボリュームの大きいキーワードを狙っても、企業サイトが強くてなかなか上位表示できないことがありますよね。
そんなときに検討したいのが、ロングテールキーワードを狙ったSEO対策です。
ロングテールキーワードは検索数が比較的少ないものの、検索意図が具体的で、個人ブログでも取り組む価値のあるキーワードです。
ただし、検索数が少なければ上位表示しやすいわけではありません。また、見つけたキーワードをすべて新規記事にする必要もありません。
私は、実際のブログ運営では、検索ボリュームだけでなく、競合サイトや収益性、既存記事との関係まで確認して記事化を判断しています。
そこで本記事では、ロングテールキーワードの基本から、具体的な探し方・選び方、サイト全体のSEOへの活用方法までご紹介します。
- ロングテールキーワードの意味と検索ボリュームの目安
- 個人ブログでロングテールキーワードを狙うメリット・デメリット
- ラッコキーワードを使った具体的な探し方
- 検索意図・競合・収益性を踏まえた選び方
- 新規記事・既存記事への追記・記事統合の判断方法
- トピッククラスターと内部リンクへの活用方法
これからキーワードを選定する方は、ぜひ自分のブログのテーマに置き換えながら読み進めてみてください。
ロングテールキーワードとは?具体例と検索ボリュームの目安
ロングテールキーワードとは、検索ボリュームが比較的小さく、特定のニーズや悩みを表す検索キーワードのことです。一般的には、複数の単語を組み合わせたキーワードが該当します。
例えば「WordPress」というキーワードだけでは、検索している人が何を知りたいのか分かりません。一方で「WordPress バックアップ 復元 できない」であれば、バックアップからの復元に失敗して困っている人だと想像できますよね。
このように、検索意図が具体的になりやすいのがロングテールキーワードの特徴です。
ロングテールキーワードの意味と具体例
ロングテールキーワードは「3語以上の複合キーワード」と説明されることがありますが、単語数だけで決まるものではありません。
2語でも検索需要が小さく、特定の悩みに絞られたキーワードはあります。反対に3語以上でも多く検索されるキーワードもあります。
実際に選定するときは、単語数よりも検索ボリュームや検索意図の具体性を確認しましょう。
ビッグキーワード・ミドルキーワードとの違い
SEOでは、検索需要の大きさによってキーワードをビッグ・ミドル・ロングテールなどに分類することがあります。
| 種類 | 特徴 | キーワードの例 |
|---|---|---|
| ビッグキーワード | 検索需要が大きく、検索意図が幅広い傾向 | WordPress |
| ミドルキーワード | テーマがある程度絞られたキーワード | WordPress バックアップ |
| ロングテールキーワード | 検索需要が小さく、具体的な悩みを表す傾向 | WordPress バックアップ 復元 できない |
ビッグキーワードは多くの流入を獲得できる可能性がありますが、その分、競合も多くなる傾向があります。
一方、ロングテールキーワードは個別の悩みに対して記事を作成しやすい点が特徴です。
ただし、検索意図が具体的だからといって、必ず競合が弱いとは限りません。
検索ボリュームはどれくらいが目安?
ロングテールキーワードの検索ボリュームは明確な基準が決まっているわけではありません。
私は検索ボリューム100未満のキーワードでも、サイトとの関連性が高く、ユーザーの行動につながる可能性があれば記事化を検討します。
反対に、検索ボリュームが1,000以上あっても、競合の強さやサイトとの関連性によっては優先順位を下げることがあります。
大切なのは、検索ボリュームの数字だけで記事化を決めないことです。
検索ボリューム0・10・50・100などの考え方については、「ラッコキーワードで検索ボリュームを調べる方法|数字の見方と目安」で詳しく解説しています。
個人ブログがロングテールキーワードを狙うメリット・デメリット
ロングテールキーワードには、検索意図を絞りやすい、行動につながる可能性があるなどのメリットがあります。一方、記事単体の流入が少ないことや、似た記事が増えやすい点には注意が必要です。
ここでは、私が実際のブログ運営で意識しているポイントも交えてご紹介します。
検索意図が具体的で記事の方向性を決めやすい
ロングテールキーワードのメリットの一つが、ユーザーの悩みを想像しやすいことです。
例えば「WordPress」というキーワードでは、インストール方法、テーマ選び、セキュリティ対策など、さまざまな検索意図が考えられます。
一方で「WordPress バックアップ 復元 できない」であれば、復元できない原因や対処法を知りたいと考えられます。
検索意図が明確になると、記事に必要な情報も整理しやすくなります。
特に個人ブログでは、幅広いテーマを一つの記事で網羅しようとするより、特定の悩みを丁寧に解決する方が取り組みやすいケースがあります。
ただし、キーワードから検索意図を推測するだけでなく、実際のGoogle検索結果も確認することが重要です。
検索数が少なくてもCVにつながる可能性がある
ロングテールキーワードは、購買や申込みなどの行動につながる可能性がある点も魅力です。
例えば、以下の2つのキーワードを考えてみましょう。
- WordPressテーマとは
- WordPressテーマ AとB 比較
前者はWordPressテーマの概要を知りたい人、後者は具体的な商品を比較している人が検索すると考えられます。
もちろん、検索数や競合状況によって優先順位は変わりますが、後者の方が購入を検討しているユーザーに近い可能性があります。
実際、以前SEOコンサルティングを担当していたBtoCサイトでも、月間検索ボリューム100未満のキーワードを狙った記事からコンバージョンが発生した経験があります。
これは一つの事例であり、どのロングテールキーワードでも同じ成果が得られるわけではありません。
それでも、検索ボリュームだけで記事の価値を判断しない理由の一つになっています。
検索数が大きいキーワードより、少数でも行動につながるユーザーを集められるキーワードの方が、収益に貢献することもあります。
競争の激しいビッグKW以外にも集客の選択肢を広げられる
近年のブログ運営では、競争の激しいキーワードの検索上位を企業サイトや公式サイトが占めているケースもあります。
もちろん、企業サイトだから必ず上位表示されるわけではありません。しかし、個人ブログが同じテーマで正面から競うのは難しい場合があります。
そこで検討したいのが、テーマを細かく分けてロングテールキーワードを探す方法です。
例えば「WordPress バックアップ」という大きなテーマで競争が激しい場合、復元方法やエラーへの対処など、より具体的な悩みを調べてみます。
そこに検索需要があり、自分のサイトで十分な情報を提供できるなら、個別の記事として狙う選択肢があります。
一つの記事で大きな流入を獲得できなくても、異なる検索意図に対応した記事が複数あれば、流入経路を広げられる可能性があります。
ただし、ロングテールキーワードでも企業サイトが上位を占めていることはあります。
検索ボリュームが小さいから競合が弱いと決めつけず、実際のSERP(Googleの検索結果)を確認しましょう。
記事単体の流入は少なく、カニバリにも注意が必要
ロングテールキーワードのデメリットは、一つのキーワードから獲得できる検索流入が限られやすいことです。
また、関連キーワードを一つずつ記事にしていると、似た内容の記事が増える可能性があります。
例えば「WordPress バックアップ 方法」と「WordPress バックアップ やり方」を別々の記事にすると、ほぼ同じ内容になるかもしれません。
このように、複数の記事が似た検索意図を狙い、サイト内で評価対象が分かれる問題は、一般にキーワードカニバリゼーションと呼ばれます。
すべての類似記事が問題になるわけではありませんが、検索意図がほぼ同じなら、一つの記事で対応した方が読者にも分かりやすいでしょう。
ロングテールは記事数を増やすための手法ではありません。
必要な検索意図を見極め、既存記事も活用しながらサイト全体の情報を充実させることが重要です。
ロングテールキーワードの探し方【ラッコキーワードで実践】
ここからは、ロングテールキーワードを探す具体的な方法をご紹介します。
キーワードを調べる方法はいくつかありますが、今回はラッコキーワードを使って進めます。
ラッコキーワードは、Googleサジェストや関連キーワードなどを調べられるキーワードリサーチツールです。
すでにブログを運営している方は、Google Search Consoleも併用すると、既存記事から新しい候補を見つけられます。
サイトのテーマから軸となるKWを決める
まずは、サイトで扱っているテーマから軸となるキーワードを決めましょう。
例えばWordPressに関するブログなら、次のようなテーマが考えられます。
- WordPressテーマ
- WordPressバックアップ
- WordPress高速化
- WordPressセキュリティ
最初からロングテールキーワードを考える必要はありません。
まず大きなテーマを決め、そのテーマからユーザーの具体的な疑問を探していくイメージです。
ここで注意したいのは、検索需要があるからといってサイトと関係のないジャンルへ広げすぎないことです。
例えばWordPressの使い方を中心に紹介しているブログなら、バックアップやセキュリティ対策などは読者の悩みとつながりやすいでしょう。
サジェスト・関連KWから候補を集める
軸となるキーワードが決まったら、ラッコキーワードで候補を調べます。
手順は以下の通りです。
- ラッコキーワードを開く
- 調べたいキーワードを入力する
- Googleサジェストや関連キーワードを確認する
- サイトに関連する複合キーワードを抜き出す
例えば「WordPress バックアップ」で調べる場合、復元方法、保存先、頻度、エラーなどの疑問を探すイメージです。
この段階では検索ボリュームが小さいという理由だけで除外せず、関連する候補を一度整理しておきましょう。
ただし、検索候補をすべて記事化する必要はなく、検索意図が似ているキーワードは、後の工程でまとめて判断します。
なお、ラッコキーワードの詳しい操作方法については、以下の記事で解説しています。
検索ボリュームとSEO難易度を確認する
候補を集めたら、次に検索ボリュームとSEO難易度を確認します。
ラッコキーワードでは有料プランの機能を利用することで、月間検索数などの指標を調べられます。利用できる機能はプランによって異なります。
実際に今回の記事を設計する際も、関連するキーワードを調査しました。
| キーワード | 月間検索数 | SEO難易度 |
|---|---|---|
| ロングテールキーワード | 590 | 25 |
| ロングテールキーワードとは | 210 | 24 |
| ロングテールキーワード 探し方 | 70 | 28 |
| ロングテールキーワード 選び方 | 20 | 44 |
こうして一覧にすると、それぞれのキーワードにどの程度の需要があるか把握できます。
ただし、SEO難易度はツールが算出する参考指標です。
例えば難易度25だから簡単に上位表示できる、44だから狙えないと判断することはおすすめしません。
私は普段のキーワード選定でも、難易度の数字より実際のGoogle検索結果を重視しています。
また、この表にある「とは」「探し方」「選び方」は、検索意図に違いがあるものの、一つの記事で順番に解説することも可能です。
キーワードごとに独立した記事を作るべきかどうかは、後ほど判断します。
ちなみに、今回の記事作成の調査では、「ロングテールキーワードとは」「ロングテールキーワード 探し方」「ロングテールキーワード 選び方」などが候補になりました。
それぞれ検索する目的は少し異なりますが、基本を理解してから探し方・選び方へ進むという流れで、一つの記事にまとめて解説できると判断しました。
一方で、検索ボリュームの詳しい調べ方や数字の判断基準については、既存の専用記事で解説しています。
このように、候補となるキーワードを見つけた後は、検索意図と既存記事との関係を確認し、一つの記事で扱うかどうかを決めることが大切です。
Search Consoleから既存記事の関連クエリも探す
すでにブログを運営している場合は、Google Search Consoleも確認してみましょう。
Search Consoleには、自分の記事がどのような検索クエリで表示されているかという情報があります。
確認するときは、以下の順番で進めます。
- Search Consoleで「検索結果」のパフォーマンスレポートを開く
- 「ページ」から調べたい記事を選択する
- 「クエリ」に切り替える
- 想定していなかった関連KWを確認する
例えば、バックアップ方法の記事が、復元に関するクエリでも表示されていたとします。
この場合、その検索意図に十分答えられているか確認することで、既存記事への追記候補が見つかるかもしれません。
まだクリックされていなくても、表示回数があるクエリは改善のヒントになることがあります。
ただし、Search Consoleにはすべての検索クエリが表示されるわけではありません。表示されないから検索需要がないと判断しないようにしましょう。
詳しい分析方法については、ブログのアクセス解析の基本と改善方法でも紹介しています。
ロングテールキーワードの選び方|検索意図・SERP・収益性を確認する
ロングテールキーワードの候補が集まったら、次はどのキーワードを狙うのか判断します。
ここがキーワード選定で特に重要な工程で、私は普段、以下の5つを意識しています。
| 判断基準 | 確認すること |
|---|---|
| サイトとの関連性 | サイト全体のテーマや読者の悩みに合っているか |
| CVへの近さ | 購入・申込みなどの行動につながる可能性があるか |
| 検索ボリューム | どの程度の検索需要があるか |
| 競合の状況 | 実際のSERPでどのような記事が上位にあるか |
| 既存記事との関係 | 新規記事が必要か、クラスター上の役割があるか |
SEO難易度も参考にしますが、最終的にはこれらを意識して判断します。
まずは、集めたキーワードを検索意図ごとに整理します。
例えば、次のように分類できます。
| キーワード例 | 想定検索意図 |
|---|---|
| WordPress バックアップ 方法 | バックアップの手順を知りたい |
| WordPress バックアップ やり方 | バックアップの手順を知りたい |
| WordPress バックアップ 復元 | 保存データから復元したい |
| WordPress バックアップ できない | エラーや失敗の原因を解決したい |
ここで注目したいのは、「方法」と「やり方」です。
単語は異なりますが、ユーザーが求めている情報はほぼ同じかもしれないため、別々の記事にするのではなく、一つの記事で対応できる可能性があります。
反対に「バックアップの方法」と「復元できない原因」では、必要な情報が大きく異なります。
検索意図を整理する段階で、同じ記事で対応できそうな候補はグループ化しておきましょう。
検索意図を整理したら、実際にGoogleで検索してみます。
このとき、上位に企業サイトが多いかどうかだけでなく、検索結果全体を確認することが重要です。
私が特に確認しているのは、次のようなポイントです。
- 上位10件にどのようなサイトがあるか
- 公式サイトや企業サイトが中心になっているか
- 上位記事が検索意図を十分に満たしているか
- 個人ブログや特定の悩みに特化した記事があるか
- 自分のサイトならではの情報を追加できるか
例えば、上位がほぼ公式サイトで占められていて、検索ユーザーも公式情報を求めている場合、個人ブログで同じ内容を書いても差別化が難しいでしょう。
一方、企業サイトが多くても、上位記事では触れられていない具体的な悩みや実体験があれば、記事を作る価値があるかもしれません。
ここで重要なのは、検索結果の上位に企業サイトが多いからといって、必ず記事化を諦める必要はないということです。そのテーマがサイト全体に必要なら、上位表示の難易度が高くても中心となる記事を用意することがあります。
大きなキーワードへ直接上位表示することだけを目的にせず、関連するロングテール記事から読者を案内する方法もあるためです。
検索ボリューム0のキーワードを見つけたとき、すぐに候補から除外している方もいるでしょう。
検索ボリュームは一定期間の検索需要を推定した数値であり、ツールで0と表示されても、実際の検索が完全に存在しないとは限りません。
ただし、検索数0なら何でも狙ってよいわけではなく、私は次のような条件を重視しています。
- 検索意図が具体的で、行動につながる可能性がある
- サイトとの関連性が高い
- クラスターを補完する役割がある
反対に、サイトとの関連性が弱く、検索意図も曖昧で、既存記事からの自然な導線も作れない場合は、優先順位を下げます。
検索ボリューム0の記事を大量に作ればアクセスが増えるわけではないため、必要な情報を適切な場所に用意することが大切です。
最後に、候補の優先順位を決めましょう。
例えば、次のような2つの候補があったとします。
A:検索ボリューム300だが、現在のサイトとの関連性が弱く、収益導線も作りにくいキーワード
B:検索ボリューム30だが、サイトとの関連性が高く、購入を検討している人の疑問に答えられるキーワード
この場合、私ならBを優先することがあります。
検索ボリュームが10倍違っても、サイト全体の目的に合わなければ記事化するメリットが小さいためです。
また、収益に直接つながらないキーワードでも、中心となる記事への導線を作れたり、既存のクラスターを補完できたりする場合は優先することがあります。
キーワード選定では、検索数の大きい順に記事を書くのではなく、サイトの中でその記事がどのような役割を持つのかまで考えてみましょう。
ロングテールキーワードは新規記事にすべき?追記・統合の判断方法
ロングテールキーワードを見つけたら、次に考えたいのが記事化の方法で、一つのキーワードにつき一つの記事を作る必要はないということです。
私自身、既存記事が検索意図をある程度満たしている場合は、新規記事を作るのではなく、セクションの追加やタイトルの調整で対応することがあります。
判断するときは、新規記事・既存記事への追記やリライト・記事統合を比較しましょう。
検索意図が独立しているなら新規記事を検討する
新規記事を検討するのは、既存記事とは検索意図が異なり、一つの独立したテーマとして十分に説明する価値がある場合です。
例えば「WordPress バックアップ 方法」と「WordPress バックアップ 復元」では、読者が知りたい手順が異なる可能性があります。
この場合、バックアップの方法を説明する記事とは別に、復元方法を詳しく解説する記事を作ることも考えられます。
ただし、実際のSERPで同じページが多く上位表示されている場合は、一つの記事にまとめる選択肢もあります。
新規記事を作る前に、既存記事で対応できない理由を確認しましょう。
既存記事で対応できるなら追記・リライトを優先する
すでに検索意図をある程度カバーしている記事があれば、新規記事を作らず改善する方法を検討します。
例えば、WordPressのバックアップ方法を解説する記事に「バックアップ頻度」についての説明が不足しているとします。
この場合、頻度について独立した記事を書くより、既存記事に新しいセクションを追加した方が読者にとって分かりやすいかもしれません。
必要に応じて見出しやタイトルを調整し、検索意図と記事内容が一致するように改善します。
ただし、タイトルを変更する際は、もともとのメインキーワードや検索意図を損なわないように注意しましょう。
すでに流入を獲得している記事なら、変更前後のクリック数や順位も確認しておくと安心です。
検索意図が重複している場合は記事統合も検討する
すでに似た内容の記事が複数存在している場合は、統合も選択肢になります。
例えば、「バックアップの方法」と「バックアップのやり方」で別々の記事を公開していて、検索結果や本文の内容がほとんど重複しているケースです。この場合、両方の記事を維持する必要があるのか見直しましょう。
統合する場合は、残す記事へ必要な情報を集約し、不要になったURLから適切にリダイレクトするなどの対応も検討します。
ただし、単にキーワードが似ているだけで統合するのはおすすめしません。検索意図が異なり、それぞれの記事が独立した価値を提供しているなら、分けておく方が自然です。
ロングテールキーワードを探す目的は、記事数を増やすことではなく、読者の悩みをより適切に解決できる状態を作ることです。
ロングテールキーワードをクラスター化してサイト全体のSEOにつなげる
ロングテールキーワードを活用するときは、記事単体ではなくサイト全体の構造を考えることも重要です。
その際に役立つのが、中心となるピラー記事と関連するクラスター記事を内部リンクでつなぐトピッククラスターモデルです。
仕組みについては、トピッククラスターモデルの作り方とSEOでの活用方法で詳しく解説しています。
ここでは、ロングテールキーワードを実際にどう配置するかに絞ってご紹介します。
上位表示が難しくても必要なピラー記事を用意する
ピラー記事は、サイト内の一つのテーマについて全体像を説明する中心的な記事です。
検索ボリュームが大きく、企業サイトが上位を占めているキーワードを狙うこともあります。その場合、短期間で上位表示を獲得できるとは限りません。
それでも私は、サイト構造上必要だと判断した場合、ピラー記事を作成することがあります。
例えばWordPressのバックアップを主要テーマとして扱うのであれば、バックアップの基本や方法をまとめた中心記事を用意し、個別の疑問を扱う記事につなぐ考え方です。
ここでの目的は、ビッグキーワードでの順位獲得だけではありません。読者が関連情報を探しやすくなるよう、サイト内の情報を整理する役割もあります。
関連するロングテール記事を配置し、内部リンクでつなぐ
ピラー記事を用意したら、関連するロングテールキーワードを整理します。
例えば、次のような構造です。
ピラー記事:WordPressのバックアップ方法をまとめた記事
そこから必要に応じて、
- バックアップからの復元方法
- バックアップできない場合の対処法
- バックアップの保存先や管理方法
といった詳細記事へつなぎます。
また、詳細記事からピラー記事へ戻れるように内部リンクを設置すれば、読者がテーマ全体を理解しやすくなります。
例えば、復元方法の記事を読んでいる人に対して、バックアップの基本を説明した記事を案内するような形です。
内部リンクは、数を増やすこと自体が目的ではありません。読者が次に必要とする情報へ自然に移動できるかどうかを意識しましょう。
【補足】AI検索のクエリファンアウトと関連トピックの関係
GoogleのAI検索では、「クエリファンアウト」という仕組みが使われる場合があります。
クエリファンアウトとは?
クエリファンアウトとは、一つの質問に回答するために、関連するサブトピックについて複数の検索を行う仕組みです。Googleは、AI OverviewやAI Modeでこの仕組みが使われる場合があると公式に説明しています。
こうした仕組みを考えると、一つのキーワードだけでなく、関連する疑問やサブトピックも整理しておくことには意味があるでしょう。
ただし、検索ボリューム0のキーワードで記事を大量に作れば、AI検索に掲載されやすくなるというわけではありません。
GoogleもAI検索のためだけに特別な最適化を行う必要はないとしており、従来のSEOと同様に、ユーザーに役立つコンテンツを提供することが基本です。
ロングテール記事を増やすこと自体を目的にせず、必要な情報を適切なページで提供するようにしましょう。
まとめ
ロングテールキーワードは、検索需要が比較的小さく、具体的な悩みを表すキーワードです。
検索意図を絞りやすく、個人ブログでも取り組む価値がありますが、検索数が小さければ必ず上位表示できるわけではありません。
重要なのは、検索ボリュームだけでなく、検索意図・競合・収益性・既存記事との関係を確認することです。
また、候補を見つけても必ず新規記事にする必要はありません。既存記事への追記や統合、クラスターへの配置も検討しましょう。
まずは自分のブログで扱っているテーマを一つ選び、ラッコキーワードで関連する候補を調べてみてください。候補が見つかったら、検索意図と実際のGoogle検索結果を確認し、そのキーワードをどの記事で扱うべきか考えてみましょう。
一つずつ必要な検索意図を満たしていくことが、無理なく続けられるSEO戦略につながります。
\ コスパ良くSEO対策するなら! /

